バチについて

 

当店では、朴、木曽ヒノキ、カエデ、カシ等のバチを取り扱っております。

朴やヒノキの柔らかめのバチで太鼓のフチや胴を叩きますと、
どうしてもバチがササクレたり、木目にそって割れてしまったり、折れたりします。
そうかといって、カエデやカシ等の硬いバチを使って同じような叩き方をすると
バチが長持ちする代わりに太鼓に負担がかかり、フチが欠けたり、胴がササクレてしまったりします。
またフチ打ちは太鼓の革がゆるむ原因にもなります。


最近は硬いバチの使用による太鼓のフチ欠けの修理(歌口の修理)が増えております。
この修理は革を外さないと修理することができません。
欠けた部分の修理代金+革の張替え代金ということになってしまいます。
バチの材質の選択、また硬いバチをご使用中の方はご注意ください。