ようやく張り上がりました。

太宰府天満宮の太鼓です。口径は3尺です。手前は尺6寸の太鼓です。

胴内部には元文5年(1740年)の墨書があります。

年数相応の胴の痛みもあり、ベルトで巻いております。

胴のひび割れが広がらないように、胴内側に補強を施しておりますが、革を張っている間、ミシミシと怖い音が響きます。

耳を澄まして胴の状態に注意を払い、指先で革の張り具合を確認しながらギリギリまで革を張っていきます。

 

無事に張り上げることができました。

 

大きな太鼓は移動させるのも大変です。