張替修理でお持込みいただきましたが・・・

張替修理でお持込みいただいたのですが・・・

 

大きさは1尺8寸ほどですが・・・

 

一目見て・・・

 

 

海外製の太鼓です。

革がリベットで固定されています。

もちろんリベットは和太鼓には使用しません。

その場で2本抜いてお客様にご説明しました。

右が和太鼓に使用する太鼓鋲です。

リベットを抜いた後には直径6ミリほどの穴が開きます。

過去にこのタイプの太鼓を修理しましたが、穴埋め作業に大変苦労しました。

今回は見送りとなりました。

さて、こちらは日本製の太鼓と思われますが、太鼓屋さんの銘板もなく、胴の内部にも何もかかれておりません。

 

鋲を打つ位置がかなり深いため、大き目の革で張らねばなりません。

 

持ち手の金具がぐらついております。

胴の内部で割りピンのように、開いて固定されているため、革をを外した時でなければ修理ができません。

金具の足がしっかりと曲げられておりません。これではぐらつくはずです。

金具を外してみると過去にも留めなおした跡があります。

革の張替えを一度してあるので、その時の作業なのかな~。

 

ゆるまないようにしっかり固定しました。