山笠も無事に終わり、いよいよ博多も夏本番、暑くなって参りました。
本日は、佐賀県の神社より宮司様直々に、張替え修理の太鼓をお持込みいただきました。
右側の太鼓は昭和29年に当店で製作したものです。
左側の太鼓は他店にて張替え修理をされたようです。
さて左側の太鼓ですが、胴の表面に丸い筋状の傷が全体に渡り入っています。
胴を研磨した際に入った傷だと思われます。
表面をなでるとザラザラするのです。せっかくの木目がだいなしです。
何故なんだ~
当店でも張替え修理の際に、胴の表面に入った傷を消したり、古いニスを剥がす目的で研磨することがありますが、これでは何の為に研磨したのか分かりません。
反対にこの傷を消すのが大変なのです。
先日運び込まれた大太鼓です。
ようやく修理のゴーサインがでました。
分かりづらいと思いますが、なんとこの大太鼓の胴にも全体に渡り同じような無数の筋状の丸い傷が入っているのです。
この傷は少々の研磨では消えません。
う~ん頭が痛い、がんばります。