手強いのがもう一つ 少々長くなります。

分かりづらいですが、フチが欠けております。

この部分がありません。太鼓の中でごろごろ音がしています。

手強い理由はこちら。革が鋲ではなくリベットで留めてあるんです。

これです。国産の太鼓ではなく海外製です。

ご覧のように欠けた部分が中に転がっております。

欠けた部分です。太鼓を引取りに伺った際にバチを見せていただいたのですが、ケヤキのくりぬき胴の太鼓も負けてしまいそうな、堅くて重い樫バチでした。

なにより、この穴も埋めなければいけません。

欠けてない面の穴埋め作業中です。リベットは二段打ちだったのに何故か三段の穴が開いております。

歌口もデコボコでしたので、平面に整え、フチ欠け修理及び穴埋め完了です。ようやく張替作業に取り掛かれます。