最近何かと忙しく日記の更新が疎かになっております。
うっかり作業完了後の写真を撮り忘れてしまい
荷造りを済ませた後に「しまった」と思うことが度々ありました。
海外製の太鼓の修理です。
やはり鋲を抜くとその下には釘が隠れております。
革を外すのもひと手間かかります。
お客様が真鍮金具の浮きを気にされていらっしゃったので、
革を外す前に状況を確認することにしました。
革を切り取って中を確認します。
御覧のように板と板を張り合わせた桶や樽のような作りになっています。
胴が割れないように慎重に金具を外します。
真鍮金具の裏には薄い紙とワッシャーが入れてありました。
この状態のまま取り付け直そうと何度か試みましたが、ワッシャーがどうしても邪魔をして真鍮金具が浮いてしまいます。
どうやら購入時からこの状態だったようです。
しょうがないので、紙とワッシャーを取り除いて付け直しました。
今回は、お客様がどうしてもと修理をご希望されたためお引き受けしました。
無事に修理完了です。